Item45 ハーブティー
映画が縁で知り合った友人と先日、元町にできた<かもめ食堂>というオーガニックなお総菜の店へ買い物に行った帰り、<モダナークカフェ>でお茶を飲みました。お茶全般が大好きな二人は、このお店のお茶メニューの豊富さに盛り上がり。友人はエキナセアを、私はその名に惹かれてエジプシャン・リコリスを注文しました。リコリスは甘草のことで、砂糖の50倍の甘さでありながらも低カロリー。古代エジプトの時代から薬用として使用されてきたハーブです。よく冷えたエジプシャン・リコリスは自然の甘みがおいしくて、さっぱり。急に真夏のように暑くなったこの日にはぴったりの飲み物でした。友人のエキナセアは、写真奥の奇妙な容器で出されて、二人ともぽかーんとしてしまいました。熱いお茶なのに、このままラッパ飲みするのかしら!? しばらくいろんな角度から眺めてみて、カップの中に丸いポットが入っているのだとわかって、大笑い。なんだかこの日はとてもオーガニックで楽しい一日でした。
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先日、仕事部屋の棚の中を整理していたら、イギリスに留学していたときに現地で入手したカセットテープの数々が出てきました。その中に、この怪しげな1本が。語学学校で知り合ったエジプト人の友人宅を夏休みに訪ねていったとき、カイロのホテルのバーへベリーダンスを見に連れていってもらい、いたく感動している私に、その友人がエジプトみやげにということで、このベリーダンスの音楽のテープをくれたのでした。テープレコーダーを処分してしまったので、もう聴けませんが、あのとき目の前で見たクネクネ動くおなかのことは、いまだにはっきり覚えています。あれだけおなかを動かしているわりには肉づきがいいな~なんて思ったものですが、ふっくらしているほうが、よりセクシーに見えるのかもしれませんね(^^)。
ベリーダンスといえば、作詞家の阿木燿子さんが初監督を務められた映画『TANNKA 短歌』(出演:黒谷友香さん、黄井田将也さん)は、とても印象的でした。俵万智さんの処女小説『トリアングル』を原作にしたラブ・ストーリーなのですが、とにかく映像がきれい。ベリーダンスを踊る黒谷友香さんの美しさには圧倒されました(おなかふっくらではありませんが、とてもセクシーです!)。宇崎竜童さんのアラビックな音楽がまた心地よくて、サントラCDも購入。ベリーダンスにご興味がある方には、ぜひお勧めしたい作品です。
大丸ミュージアムKOBEで開かれた「イートン・カレッジ/ダーラム大学所蔵 古代エジプトの美展」に行ってきました。大英博物館やカイロ博物館の所蔵品は何度か見たことがありますが、世界的に著名なエジプト美術コレクションを有するイギリスの2校から、日本初公開となる作品約300点が展示されるとあって、楽しみにして行きました。その感想は……ひとことで言って圧巻でした! 「古代エジプトの美展」というだけあって、あんな大昔にどうやってこんな繊細な細工ができたのだろうと、驚かされる作品ばかり。アクセサリーや小物類はとくに美しく、今でも充分に使えそうな洒落たデザインのものがたくさんありました。指輪や小箱、ワインカップ等々、レプリカがあれば欲しいものがいろいろとあったのですが、そのあたりはやはり学校ということで、製造販売はしていないようで、ちょっと残念。でも、たっぷり目を楽しませてもらいました。機会があれば、もう一度見に行きたいくらい。いつもとはひと味違う、エレガントなエジプト展でした。
今年の夏は本当に暑く、すっかり夏バテして参っていました。そんなときにテレビで「夏バテにはモロヘイヤが一番」と、モロヘイヤを使った料理の特集をしていました。モロヘイヤといえばエジプト原産の野菜。古代エジプトの王が原因不明の病に倒れたとき、モロヘイヤのスープを飲んで病状が回復したことから、「ムルキーヤ(王様の野菜)」という名がつけられ、それがなまってモロヘイヤになったと言われています。そう聞くと、たしかに夏バテも吹き飛びそう。スープの作り方は簡単で、鍋でニンニクのみじん切りをオリーブオイルで香りが出るまで炒めたら、お湯を加える。モロヘイヤの葉(茎は硬くて食べられない)をみじん切りにする。ネバネバになったら鍋に加えて、あとはコンソメと塩コショウで味を整えるだけ。今回初めて挑戦してみましたが、私にも簡単に作れました。写真はちょっと不気味な色になってしまい、あまりおいしそうに見えませんが、わが家では好評でした。ちなみに、エジプトの各家庭には「マハラタ」というモロヘイヤ専用の包丁があるそうですが、形がギロチンみたいで、ちょっと怖~い。写真をお見せできないのが残念です。
以前、カイロで市場に行ったとき、金のアクセサリーの数々に心惹かれるとともに、色とりどりの香水瓶にも目を引かれたものでした。ひとつ買って帰りたかったけれど、繊細なガラスでできているそれらは、アクセサリーのように持ち運びが楽ではなく、結局あきらめて帰ったのでした。いつかまたどこかで縁があれば、と思っていましたが、見つけても、ガラスの質が今ひとつだったり、形や色が好みにしっくりこなかったりで、買うところまでにはなかなか至りませんでした。でも、この春に出かけた「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」のショップで、いい感じのものをいくつか発見。とうとう縁がやってきたと、そこで買うことに決めたものの、ひとつに決めるのに大苦労でした。まあるい形もいいし、ほっそりしたのも素敵。幻想的な紫もいいし、情熱的な赤も捨てがたい。手に取ってみたり、遠くから離れて見てみたり、きっと端から見たらおかしな人だったことでしょう。最終的にはこの赤いのに決定しましたが、それだけ悩んで買ったものだけに愛着もひとしお。家に持ち帰ってからは窓辺に置いてみたり、ランプの横に置いてみたり。光が当たると、それはそれは美しいのです。眺めていると、いつしか思いはアラビアンナイトの世界へ……。先日、エジプト雑貨のネットショップを見ていたら、「香水瓶は複数並べて置くのも素敵」などどいう誘惑のお言葉が! また次の縁がやってくるのを待つことにします。
先日の早朝、琵琶湖一周のドライブ(といっても運転は主人)に出かけました。滋賀県は近いようで遠く、いつも通過するばかりで、ゆっくり観光したのは今回が初めて。途中、北近江リゾートというところを通りかかったとき、「エジプト館」という文字を見つけてびっくりしました。調べてみると、「愛・地球博」に出展していたエジプト館を移設したものだそうで、去年の秋にグランドオープンしたばかりということ。博覧会で使った物が捨てられずにこうして再利用されているのは、うれしいことですね。中を見たかったのですが、まだ開館時間になっていなかったので、外から写真だけ撮ってきました。建物はイシス神殿をモデルにしたとのことですが、その雰囲気がよく出ており、それが周囲の景色にも違和感なく溶け込んでいて、なかなかいい眺め。滋賀は琵琶湖の、エジプトはナイル川の恩恵を受けた土地ということで、どこか似たところがあるのかもしれません。館内には、ツタンカーメンの黄金マスクやロゼッタストーンなどを精巧に再現したレプリカが多数展示されており、オリジナルグッズを販売するミュージアムショップもあるとのこと。さらに興味を引かれるのは、「ラ・ピラミッド」というダイニング。エジプト野菜のモロヘイヤのスープや、ターメイヤ(そら豆のコロッケ。アレクサンドリアの郷土料理)、コシャリ(米、パスタにひよこ豆を混ぜ、トマトソースをかけたもの。エジプトの庶民料理)、エジプトのパン、クレオパトラの紅茶といったエジプト料理を出しているそうで、今回は味わえなくて残念。でも、ここにエジプト館があることを発見できただけでも、早起きした甲斐があったというものです。
神戸市立博物館で開催中の「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」に行ってきました。今回の見どころは、なんといっても3Dシアターの映像。『ミイラ-その内側に秘められた謎』というタイトルの約20分の映像は、高橋克典さんのナレーションで、ミイラづくりの過程や古代エジプトの生活の様子などを紹介したものなのですが、ミイラの体内に入っていく映像などは3Dならではの立体感が味わえて、とても楽しめました。ミイラの棺が突然飛び出して見えたりしたときには、(自分も含めて)思わずのけぞっているお客さんもおられて、おかしかったです。展示品では、《アンクエフエンコンスの供養碑》に興味を引かれました。供養碑とは、死者に供物が届けられることを祈願した内容を書いて墓に納めるもので、この碑にはパンやビール、牝牛などが与えるようにと書かれています。そのほか、ファイアンス製の《奉納用アンク》にはその立派さに、金と紅玉随とラピスラズリの《トカゲ形護符の首飾り》にはその精巧さに驚かされました。記念にポストカードと、ロゼッタ・ストーンの解説小冊子を購入。ここにはロゼッタ・ストーン発見のストーリーや、大英博物館に来ることになったいきさつなどが詳しく書かれ、刻文の完全な翻訳も載っているので、いつか仕事に役立ってくれるかと期待を込めて。
ラスベガスにはすばらしいホテルがたくさんありますが、私は迷わず「ルクソール」を選びました。あのラスベガスのビル群の中にスフィンクスとピラミッドがどーんと建っているのは不思議な光景でした。このピラミッドはホテルの本館で、中のエレベーターはピラミッドの4つの稜線に沿って斜め昇降するようになっています。しかも、建物の真ん中は1階から30階まですべて吹き抜けという、ユニークな構造。客室は壁に沿って配置されているので、当然、窓は斜めになっています。新館は普通の建物で、そちらのほうが使い勝手はよいのですが、このホテルらしさを味わうなら、やはり本館。まあ、ラスベガスでは夜眠っているひまなどないので、部屋はどうでもいいといえばいいのですけどね。ちなみに、ホテルの名前は日本語読みでは「ルクソール」ですが、現地では「ラクソー」(ラにアクセント)と発音しなければ通じないようです。
「吉村作治の早大エジプト発掘40年展」の帰りに京都の伊勢丹で買った「ホワイトナイル」というビールです。2004年、吉村先生がビールメーカーとの共同研究で、壁画をもとに古代エジプトビールを再現。その際、古代エジプトで醸造に使用されていた「エンマー小麦」の種子を京都大学が提供したことが縁で、早稲田大学と京都大学が共同ブランドビールを開発することになりました。製造には黄桜酒造が参加し、京都の地下水とエンマー小麦近縁のデュラム小麦を使って造り出したのが、このホワイトナイルです。エンマー小麦を使ったものも2007年夏に発売になるとのこと。ホワイトナイルは好評で、その味はコクがあっておいしいとの話ですが……もったいなくて、まだ栓を開けていません。Item35の栓抜きを使って開ける日は、いつになるかな。
美術館「えき」KYOTOへ「吉村作治の早大エジプト発掘40年展」を観に行ってきました。吉村先生率いる早稲田大学古代エジプト調査隊は、発掘品をエジプト国外に持ち出すことはせずに保存・研究を行ってきましたが、今回はエジプト政府の特別の協力により、日本で初めてその発掘品を公開するとのこと。しかも、この展覧会が終われば発掘品はエジプトに渡してしまうため、日本公開はこれが最初で最後になるとのこと。吉村先生のトークショーとサイン会もあり、会場は大盛況でした。ひとりひとりに丁寧に応対してくださる吉村先生。貴重な発掘品の数々を目にすることができただけでなく、先生のすばらしいお人柄に触れることもできて、心に残る京都の一日となりました。左の写真は展覧会のパンフレット。右は、展示品の中で最も気に入った《ファイアンス製胸飾り》の写真入りクリアファイルです。
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